ヨガインストラクターのMIKAです。
神経はカラダの各組織と脳を繋いでいる神経で、さまざまな指令や情報がいききしてカラダを保っています。大きく分けて脳と脊髄にある中枢神経とそれ以外で全身にある末梢神経があります。
自律神経は生きていく上で大事な内臓器官に関わる重要な神経で、きめ細やかなコントロールを自動で行ってくれています。
たとえば心臓は意識しなくても鼓動を打って24時間動き続けています、カラダを動かして血液がより必要な状態になれば意識して心臓をたくさん動かそうとしなくても心拍が上がるように脳から指令が届き鼓動ははやくなります。
その自律神経には交感神経と副交感神経があり、わかりやすくいうと闘争(逃走)モードとおやすみモードです。
日中は活動するために交感神経(闘争・逃走モード)が優位で夜はカラダを休ませるための副交感神経が優位になります。一日の中でも波がありうまくONとOFFの切り替えをしてカラダを保ってくれています。
このONとOFFの切り替えが上手に行えないと自律神経が乱れている状態になります。
ストレスが自律神経にも影響する
生きているうえでストレスがないということはありません。
ストレスのもとを「刺激」と考えてみてください。気温や天気であっても刺激を受けますし、人と会話することや、プレッシャーなどもカラダと心に対して刺激となります。
ですがこの刺激が自分というフィルター(経験や記憶)を通って感情や思考という反応がおこります。感情は思考よりも強くはたらきやすいといわれます。
- ストレスのもとをスルーできる
- 気にならない
- やる気が出る
- 心地よく感じる
- このような場合はストレスと程よい距離を保て、感情や思考もおおむね良好
反対に
- 怒りや不安を感じる
- 緊張する
- あせり
- 過度のやる気(やらねばならないと思う)
- 過度の執着(喜び、快楽をもっと得たい)
- 忙しさなどでストレスものを感じないようにしよう無意識にしている
後者のようなストレスいっぱいでは交感神経と副交感神経のONとOFFの切り替えがうまくいかなくなってきます。怒りや不安、緊張が常にあるということは安心しておやすみもモードになれませんよね。
さらにスムーズにONとOFFへの移行ができないだけでなく、過食になるなどして副交感神経をONにしようといった反応が起きたりとより大きな反動がみられたりします。そうなるとカラダは正常な状態を保てなくなってしまいます。
さらに女性は乱れやすい!
ストレスを受けると視床下部が反応して、抗ストレスホルモンの分泌が促されカラダがストレスに対応出来るようにしてくれています。
視床下部と自律神経系は脳の同じ場所でコントロールされていてどちらかのバランスが乱れるともう片方にも影響をあたえてしまいます。
女性は生理、妊娠、出産、閉経とホルモンバランス変化しやすく、それにともなって自律神経に関連した症状が出やすく、とくに閉経の10年前後の更年期は自律神経の乱れに似た症状が現れやすくなります(更年期障害)
自律神経を整えることで緩和されることも多いのでどの年代女性にとっても健やかな毎日のために自立神経を整えたいですね。