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ぬり薬について

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ぬり薬について

インストラクターのSAYUMIです。

ぬり薬と聞いて、どんな事を思い浮かべますか?

虫に刺された時に使ったり、手がカサカサした時に使ったり、なんとなく飲み薬より気軽に使えますよね。ドラッグストアにも色んな種類のものがあるし…

使い方のところにも、「適量を必要なところに塗って下さい」ってゆるい感じで書いてあると思います。実際、症状やその人の感じ方によって用法・用量が大きくかわってくるので、仕方ないのかもしれません。

今回は、軟膏とクリームについて。
軟膏はさらさらした所やじゅくじゅくした所とほとんどの皮膚疾患に使用でき、油脂性のワセリンを主に使用したぬり薬です。皮膚への刺激が弱いですが、ベタベタして水で洗い流しにくいタイプです。

クリームは水と油を混ぜて乳化した基剤を使用したぬり薬で、ベタつかないので使いやすいです。ただ、防腐剤が添加されている事が多いので皮膚への刺激が強い事がありますので、傷がある部位やジュクジュクした部位には適していません。

使う量の目安ですが、ステロイド剤には目安があるのですが、その他の軟膏やクリームは症状によってとなっています。

ステロイド剤は副作用が現れやすいため、使う量やタイミングや部位、物によっては年齢まで決まっている物もあります。また、ステロイド剤は保湿剤等を一緒に使う事もあります。その時は、保湿剤等を先に塗ってからステロイド剤を塗って下さい。逆に塗ってしまうと、ステロイド剤が必要のない部位にまで広がってしまうので、使う順番に気をつけて下さいね。塗る時はゴシゴシ塗り込まず、皮膚に乗せるように塗って下さいね。

使用期限は、チューブや容器に書いてありますが、分離して水分が出ている時は、防腐剤が十分に作用せず、細菌などが繁殖してしまうことがありますので、使わない方がいいです。

細菌やカビなどの繁殖を防ぐにはぬり薬の使用前にはきちんと手洗い、症状のある部位にチューブの口などを直接つけない、水がぬり薬に入らない、保存温度を適正にするなど、気を付けて使用しましょう。

プロフィール

SAYUMI
家族や仕事を優先していると自分の事は後回しでなんとなく体調が良くない日が続いていました。そんな時、もともと体を動かすことが好きでヨガのレッスンに行ってみたらスッキリ! 気のせいかと思っていましたが、体調もだんだん良くなっていきました。ヨガを通して、皆様と日々楽しく過ごすことが出来たらと思っています。

■薬剤師
■IHTA認定ヨガインストラクター2級
■IHTA認定ピラティスインストラクター
06-6151-3245