studio STANCEよりお知らせ
内装も完了してやっとオープン!
以前、勤務していた病院からも来院して頂いて、感謝しております。ホームページもまだできてないし、ちょっとづづやって行こうかな…
皆様が健康になるお手伝いをさせて頂きますので宜しくお願いします。
本来の機能
動かしていなかったカラダは筋力や柔軟性も低下し、座りがちな生活は関節の安定性をも奪います。そして、実際に痛みや不調などなんらかのサインがあっても、「歳のせい」「時間がない」と放置してしまいます。
複雑に考えるのはあまり好きではないので、シンプルに言いますが運動量の低下が体力低下、動作感覚や位置感覚の損失を招き、動作の変容により本格的な症状が表れてきた可能性は高いと思います。
人間は生命を維持するためカラダを動かす生き物です、違う言い方をすればカラダを動かす事で正常に機能が維持されるということです。
私達のカラダはパソコンの前で座りながら1日を過ごす為に創られたものではありません。
現代人が抱える課題
「栄養素の偏り」と「活動量低下」根本的なところはこの二つです。
人のカラダは、神経系・内分泌系・循環器系・呼吸器系・運動器系・消化器系・泌尿生殖器系・感覚器系などのシステムによって成り立っていますが、これらをコントロールしているのは脳です。
感覚は、体性感覚・特殊感覚・内臓感覚に大きく分類することができ、日常生活においてどの感覚が一つが欠けていても円滑な生活を送ることはできなくなります。感覚は環境に適応するので、例えば伝統工芸の職人さんの手の感覚が良い事もそうですし、サバンナの遊牧民の人たちの驚異的な視力を有するのも適応で、良くも悪くも変化します。
そして空間の身体位置を知るためには、体性感覚系(固有受容器・皮膚受容器・関節受容器)・視覚系・前庭感覚系からの末梢入力が必要で、重力や環境との関係で身体位置と運動を検知するために働いています、このような情報を統合して脳内で認識したものが、ボディスキーマ(身体図式)とも言われています。
なぜこの様な感覚システムが大事なのか?
脳はこれらの情報をもとに身体内外の変化を察知及び予測して判断してくれていますが、もしこの情報が少ないと自分の置かれている状況を判断しにくくなり(例えば、真っ暗で前が見えない)危険を感じてしまいます。そうすると交感神経が優位となり筋緊張の増加、可動域制限、歩幅の減少、さらにこの状態が継続すると何もやる気がしない、不安感、胸がドキドキする、不眠など様々な症状が伴い活動を制限しようとします。
このように「栄養素の偏り」と「活動量低下」は脳の不活性や感覚の低下を引き起こし、姿勢や体調、精神状態に対して影響 、さらにストレス耐性の低下やホルモンバランスの乱れ、痛みや不安が増加することでさらなる行動力の低下へと繋がっていきます。
根本には、食事や運動といった基本的なことが大きく関与していると言えますが、多くの問題が重なると様々な病院と連携しながら状態をコントロールしていく必要があります。
まずはリセット、そして活性化
流行りのエクササイズでクロスフィットやインターバルトレーニングなど高負荷ものは筋力や持久力をアップしたいとお考えの方にはいいと思います。ですが不定愁訴や交感神経優位な状態で激しいトレーニングは、より交感神経を刺激し問題をより大きくしてしまうのは安易に想像できます。負荷の強い運動は構造に対してもストレスがかかるので、衝撃を上手く分散・吸収できる状態をつくるのが理想です。
カラダを動かし今の状態に気づく事、動かしてみる事でやっと出来ないことに気づけるはずです、ずっと放置してきた問題はじっくりと向き合いながら、根気よく続けてながら次のステップに進んで行きましょう。
まずは痛みがある場合や動かし方が解らないなどはボディーワークから、そしてリスクが少ないヨガ、ピラティスを取り入れて頂き神経系や認知機能を少しずつリセットしながら、感覚システムを活性化していくのが理想的です。
studio STANCEでアドバンスクラスは(イベントなどで開催していますのでチャレンジしてみてくださいね )無いのかと思われている方もおられると思いますが、難しく高負荷なアーサナなどを取り入れていないのはケガなどのリスクを軽減する為です。不必要な柔軟性は感覚の低下を招いたり関節の不安定性を高めてしまいます。
当店はケガの予防、そしてコンディションを整え健康な状態の維持して日常生活や仕事、スポーツをいつまでも楽しめるようにする事を目的としているからです。「どうせ運動は苦手だから」と思い込んでしまっている人も、まずは出来ることから。
そして適度な運動は高齢になっても続けて、いつまでも元気に動ける状態を維持してもらえたらいいと思います。